◆耐用年数の寿命がきたとき

陶器でできた便器は100年近くもつと考えられており、耐用年数の面ではほとんど交換の必要がありません。

一方、ウォシュレットは約10年、パッキンやパイプなどの部品は早くて5～6年、長い場合7～10年で、それぞれ寿命を迎えるといわれています。

耐用年数を越えての使用は故障や事故、不具合を招く要因です。

不便な思いや不要な修理を避けるためにも、10年スパンでのリフォームが理想です。

◆汚れや劣化が目立つとき

掃除で解消できない汚れ、劣化が目立ってきたときは、リフォームしたいタイミングの一つといえます。

たとえ寿命を迎えていなくとも、思いきってリフォームに踏み切ってみましょう。

◆最新のトイレを導入したいとき

最新のトイレはバリアフリーをはじめ、節水や節電に優れている、お手入れも簡単など、多彩な魅力があります。

「使いやすいトイレに変えたい」「今のトイレの機能は不満だ」などの悩みがある場合、このタイミングでのリフォームをおすすめします。

◆便器がひび割れているとき

耐用年数に優れた陶器の便器ですが、一方で衝撃に弱いという側面も持っています。ひび割れの生じた便器は水漏れをはじめ、建物の腐食も引き起こしかねません。

便器がひび割れているときは、建物全体を守るためにも、早急なリフォームが求められます。

◆その他の水回りをリフォームするとき

リフォーム業者の中には、トイレと一緒にお風呂や洗面所、キッチンなどの水回りをリフォームすると、料金を割引するところもあります。

工事や手続きを一度にまとめて行うことでリフォームにかかる手間、そして時間の削減につながります。

その他の水回り箇所でリフォームの話が持ち上がったときは、トイレと併せて検討してみてください。

◆屋根や外壁をリフォームするとき

ベランダには防水加工が施されており、一般的に寿命は10年といわれています。屋根や外壁における塗装の寿命とほぼ変わりません。

つまり、屋根や外壁をリフォームするタイミングは、そのままベランダにも当てはまるのです。

屋根・外壁・ベランダをまとめてリフォームすると、時間や手間が抑えられるのはもちろん、足場を組む回数も減るため、費用を効果的に削減できます。

◆ベランダに劣化が見られるとき

ベランダの防水加工は、環境によって早く限界を迎えるケースもあります。ベランダの防水性が失われると、隣り合う外壁や室内にまで浸水し、雨漏りの原因になることがあります。

雨漏りの他、ひび割れ、膨れ、剥がれ、水溜まり、植物の繁殖などは、どれもベランダが劣化しているサインです。心当たりがある場合は、早急にリフォームを検討しましょう。

◆機能をプラスしたいとき

ベランダのリフォームは性能を保つだけでなく、機能をプラスするのにも利用できます。

例えば、リフォームでベランダを新しく作ったり、今あるベランダを広くしたりすることも可能です。

屋根や外壁をガラス張りにしてサンルームに作り変えると、家庭菜園を楽しめるのはもちろん、天気を気にせず洗濯物を干すこともできます。

「理想のベランダがある」「現状では不便だ」という場合は、劣化具合に関係なくリフォームの検討をおすすめします。