◆グレードダウンしすぎたフローリング

リフォームを計画する中でコストがオーバーした際に、真っ先にフローリングから削る方もいらっしゃいます。

確かにフローリングは足元にあり、他の部位に比べるとあまり目につきません。

しかし、グレードを落としすぎると、傷や黒ずみが残りやすくなったり、リビング全体が安っぽくなったりする可能性があります。

フローリングのコストをカットする際は、本当にそこまでグレードを落として構わないのか、今一度検討することをおすすめします。

◆リビング階段の圧迫感、間取りの失敗

おしゃれで現代的なリビング階段は、お子様の様子が見やすいなどのメリットがあり、リビングリフォームにおける人気アイテムの一つです。

しかし、安易に設置すると大きさでリビングを圧迫したり、暗くなったりする場合があります。さらに、間取りによっては、リビングの音が2階に響く、家事動線が妨げられる可能性も考えられます。

リビング階段を設置する際は十分なスペースを確保できるか、あらかじめ検討することが重要になります。

◆大きな窓からの人目と日光

大きな窓は明るいリビングの象徴として、昔から変わらぬ人気を集めています。しかし、窓が大きいとその分、人目や日光が入るということでもあります。

「近所からの視線が気になる」「暑くて冷房が効かない」などの悩みが生じると、結局はカーテンを閉める時間が長くなり、大きな窓もその力を発揮できません。

大きな窓を設置する際は、方角やどこに面しているかなどをチェックしましょう。

◆キッチンに向かない床材

床材を見た目だけで選んでしまうと、大きな事故につながる可能性もあります。

例えば、タイルを敷いたキッチンはナチュラルで掃除がしやすく、汚れもあまり目立ちません。

その一方、油で滑りやすいという側面もあり、滑り止めのついたマットを敷くなど、安全対策が必要になります。

キッチンの床材を選ぶ際は、摩耗や衝撃、汚れに強く、滑らないものを選ぶとよいです。

◆使い勝手の悪いレイアウト

「せっかくリフォームしたのに、かえってキッチンが使いにくくなった」というケースは少なくありません。

具体的な例としては、「ゴミ箱を置く場所がない」「コンセントが足りない」「冷蔵庫の場所が悪い」などが挙げられます。

キッチンのリフォームを行うときは実際の動きをできるだけ詳細に想像し、レイアウトに落とし込むとよいでしょう。

◆浮いて見える既存の設備

リフォーム後のキッチンでは、既存の設備と新しい設備が共存します。以前とあまりにも違うテイストを選ぶと、既存の設備だけが浮く結果になりかねません。

まずは既存の設備を考えてリフォームを進め、買い替えや塗り替え、目隠しなどの対策を検討することもポイントです。

◆デザイン重視の使わない最新設備

おしゃれなデザインや最新機能が搭載された設備は目を引きます。

しかし、実際に使わなければ何の意味もありません。「コストをかけた最新設備なのに、ほとんど使っていない…」というケースも見受けられます。

キッチン設備を選ぶ際は本当に使うかどうか、冷静に見定めるようにしましょう。